Joris Verdin Lecture & Concerts in Tokyo, July 2005.
 
 
日時 : 7/09() 12h30 開場
      13h00-14h30 演奏 (演奏中の入退場はご遠慮下さい)
      15h00-16h00 講演
会場 : 自由学園明日館 講堂 ( 池袋駅西口より徒歩6分 )
      東京都豊島区西池袋2-31-3
主催 : 日本リードオルガン協会
後援 : 駐日ベルギー王国大使館,日本ピアノ調律師協会,
     日本オルガン研究会,聖グレゴリオの家宗教音楽研究所
演目 : フランク,ギルマン,ビゼー,ルフェビュル=ウェリ,
     サン=サーンス,リスト,レーガー,ヨンゲン,他
      (使用楽器とのマッチングで演目が一部変更される場合があります)
楽器 : Alexandre Pere & Fils, Paris (13 stops)
     (当日の楽器の状態次第では Rodolphe に変更される場合があります)
講演 : 「19世紀西欧におけるハーモニウムと "Expression " 表現 」
料金 : \4,000 (全自由席,当日券をお求め下さい)
問合せ : 日本リードオルガン協会 ← 当日券をお求め下さい
ご注意 : 未就学児童の入場はお断りします
       会場内での写真・動画の撮影、録音は固くお断りします
 
自由学園明日館
自由学園の創立者羽仁吉一・もと子夫妻が校舎建設に際し、当時、帝国ホテル設計のため米から来日中のフランク・ロイド・ライトにその設計を委嘱。 1921 (大正10) 年、最初の教室が完成。 ライト帰国後はその愛弟子、遠藤新がプロジェクトを引き継ぐ。 関東大震災や第二次世界大戦の惨禍を免れ、1997年、国の重要文化財に指定。 演奏会場の講堂はライトの意向を汲んだ遠藤新の設計。

日時 : 7/10() 14h30 開場
      15h00-16h30 演奏とお話
               (演奏中の入退場はご遠慮下さい)
会場 : 聖グレゴリオの家 聖堂 ( 西武池袋線東久留米駅
      東京都東久留米市氷川台2-7-12 北口徒歩15分 or 東口taxi 5分 )
共催 : 日本リードオルガン協会/聖グレゴリオの家宗教音楽研究所
後援 : 駐日ベルギー王国大使館,日本ピアノ調律師協会,
     日本オルガン研究会
演目 : フランク,レメンス,デュボワ,ロレ,ギルマン,
     ルフェビュル=ウェリ,他 [前日の演目と一部重複します]
      (使用楽器とのマッチングで演目が一部変更される場合があります)
楽器 : Rodolphe & Fils, Paris (14 stops)
料金 : \3,000 (全自由席,当日券をお求め下さい)
問合せ : 日本リードオルガン協会 ← 当日券をお求め下さい
ご注意 : 未就学児童の入場はお断りします
       会場内での写真・動画の撮影、録音は固くお断りします
 
聖グレゴリオの家宗教音楽研究所
1977年、ドイツの故ゲレオン・ゴールドマン神父と橋本周子現研究所長により教会音楽の研究・教育を目指して創立。 祈り・研究・教育の3本の柱の下、カトリックだけでなくキリスト教他宗派・他宗教の別なく生徒を受け容れている。  美しい響きで国内外に知られた聖堂は、 今回使用されるロドルフ製ハーモニウム、 世界的にも傑作の誉高いアーレント製パイプオルガンを備える。   なお、当日午前10時半から同所で行われるミサは、フェルダン氏がアーレント・オルガンで伴奏の予定。  宗派・宗教・無宗教を問わずどなたでもご参加いただけます。

ヨリス・フェルダン (Joris Verdin) プロフィール
Joris Verdin1952年生まれ。 オルガン演奏法とともに音楽学を修める。 自らの作曲活動と、音楽史に埋もれた作品を現代に蘇らせる演奏活動の両立は 彼のそのような経歴を反映している。 録音活動も旺盛で 時代や様式を問わず幅広いオルガン独奏のレパートリーを多数のCD(後述) に収める。伴奏・編曲・音楽監督としての 多岐に亘る活動を経て、現在、その活動の主軸はオルガンとハーモニウムにあり、 スペシャリストとして国際的な評価を不動のものとしている。王立アントワープ高等音楽院及びルーヴェン音楽院 (共にベルギー) で教鞭を執り、イェーテボリ・オルガン芸術センター (スウェーデン) とルーアン国際オルガンアカデミー (フランス) のメンバーも務める。 スペインのトーレ・デ・フアン・アバド (シウダ・レアル) 市は、 同氏を同市の1763年ガスパール・デ・ラ・ロドンダ作の歴史的名器の名誉オルガニストに指名。1989年から1998年まで十年間に亘りアントワープでハーモニウムアカデミーを主宰。 2001年、彼の音楽活動に対し ベルギー各紙はレコード賞金賞とチェチーリア賞を授与。2002年フランダース・フェスティバルでは年間最優秀音楽家に選ばれている。  来日は今回が初めてとなる。

ヨリス・フェルダン 録音CD一覧
ハーモニウム音楽のCD
|* Cesar Franck : Harmoniumworks
|   including 2 duo's with Jos Van Immerseel, piano
|   Ricercar RIC 075057
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|* Cesar Franck : Complete Harmoniumworks
|   Ricercar RIC 2002/213 [2枚組]
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|* French Harmonium-music 1850-1900
|   Ricercar RIC 123 111
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|* Alexandre Guilmant & Jacques Nicolas Lemmens :
|   Pieces pour Harmonium
|   Ricercar RIC 206252
 | 
|* Sigfrid Karg-Elert: Werke fur Kunst-Harmonium
|   Vox Temporis 92 014
 | 
|* Lefebure-Wely: Suites pour Harmonicorde
|   Ricercar RIC 163147
 | 
|* Rossini: Messe Solenelle
|   harmonium-solo part
|   OPUS 111 - 30 - 123
 | 
以上7点のCDは演奏会当日、会場で即売します [数量限定]

■ オルガン音楽のCD ■
* Brassart motets, With the Capilla Flamenca: Rysum (D)
  Ricercar 2002/204
 
* Flemish Music of the XVIIIth Century
  Unpublished Manuscripts and some early prints
  RGIP 88 801
 
* Cesar Franck: Pieces Posthumes, at the Cavaille-Coll Organ
  of St-Brieuc (France, 1848)
  Arion ARN 68276
 
* Cesar Franck: 6 Pieces, 3 Pieces, 3 Chorals, at the
  Cavaille-Coll organs of St-Ouen, San Sebastian and Azkoitia
  Ricercar 207402
 
* Alexandre Guilmant: from L’Organiste Pratique, at
  St-Amans, Rodez.
  EMA 9514
 
* Lefebure-Wely: Meditaciones Religiosas &
  Franck: Pieces Posthumes and Motets,
  with the Flemish Radio Choir (Cavaille-Coll Organ at
  St-Brieuc, and Leuven)
  Klara CD 2002
 
* The oldest restored flemish organ (1692)
  Music of Cornet, Kerckhoven and
  some unpublished manuscripts
  RGIP 88 80
 
* Charles-Marie Widor: Symphonie No.1
  original version
  KRO-Klassiek 88 01
 
* Jacobus Meykens Manuscript, XVIIIth C,
  selection in the CD "De Vreught van de Peetermannen"
   - KUL-Leuven 1990
 
* Early Italian Organ-Music
  Organa Italica Antiqua, selection on historical instruments
  Radio Netherlands International KK CD 8906)
 
* Olivier Messiaen: selection of Meditations sur le Mystere
  de la Sainte Trinite
  in CD Verschueren 1891-1991
  LBCD 28
 
* Mathias Vanden Gheyn: Selection of verses and preludes
  (collection)
  KU Leuven 96-01
 
* Heinrich von Herzogenberg: Die Passion
  L'Oiseau-Lyre 458 784-2
 
* The Korfmacher Organ of Stavelot (1840)
  Ricercar 2001/B
 
* Abraham Van de Kerckhoven: Organ Works
  Naxos 8.555809
 
* Joris Verdin: Organ Works, L’Orgue Contemporain II
  Ricercar 233442
 
* Peter Benoit: 20 Motets, with Flemish Radio Choir,
  Klara CD 2001
 
* Musik um 1500: with the Capilla Flamenca (Isaac-Buchner)
  ORF (Radio …sterreich Edition Alte Musik LC 5130 / 265)

■ 今後の録音予定 ■
* Peter Cornet: Organ works, at the Goltfuss organ of
  Longueville (B)
  (Naxos)
 
* Joseph Callaerts (1833-1901): Organ Works at Cavaille-Coll,
  St-Etienne of Caen
  (recorded november 2000) (Klara)
 
* Franz Liszt: major organ works, Korfmacher Organ
  (1840 ? Stavelot)
  (Ricercar)


ヨリス・フェルダン 編集校訂楽譜一覧
* Cesar Franck, Offertoires, Editions du Marais, Paris, 1992.
 
* Leon Boellmann, Heures Mystiques,
  Butz-Verlag, St Augustin (D), 1993.
 
* Alexandre Guilmant, L'Organiste Pratique, vol 9,
  Butz-Verlag, St Augustin (D), 1993.
 
* Charles Gounod, Georges Bizet, Ambroise Thomas,
  Originele Orgelwerken, Willemsen, Amersfoort, 1994.
 
* Cesar Franck, Oeuvres Completes pour harmonium,
  in 2 volumes, Editions Leduc, Paris 1998.

ハーモニウムとリードオルガンの違いは?
足踏みオルガンは2つのタイプに分けられます。 ひとつはリードオルガン (減圧ポンプ方式)、もうひとつはハーモニウム (加圧ポンプ方式) です。[ハーモニウムについて更に詳しく知りたい方は、こちらのページを参考にして下さい] 日本で普段よく見かける足踏みオルガンは前者、即ちリードオルガンですが、これは後者の性能を多少抑える代わりに弾き易く改良した量産モデルなのです。 ハーモニウムとは1842年、フランスのドゥバンによって登録された商標名で、同じ頃に相次いで登場した、クレッシェンド・デクレッシェンドが可能な足踏みオルガン群 (総称はオルグ・エクスプレッシフ) の代名詞となりました。 日本で親しまれているリードオルガンに比べ、最大音量・音量増減幅・音色の種類といった性能面でハーモニウムは リードオルガンを大きく凌駕しているのですが、その性能をフルに発揮させて演奏するのが極めて難しく (送風ペダルの操作が極めてデリケート)、また構成部品点数が多く組み立てに高い精度が要求されるため高価かつ大量生産が困難であり、音楽教育の伴奏用鍵盤楽器の普及を目指していた明治の日本には不向 き (オーバースペック) な楽器と判断され、かわりに手頃なリードオルガンが普及することとなりました。 しかしハーモニウムの群を抜く豊かな表現力は、誕生から半世紀にわたって欧州各国で多くの作曲家の心をとらえ、夥しい数の音楽が作曲・編曲されました。 ヨーロッパのクラシック音楽レパートリーの殆どは、今日わが国でも同様に愛好されていますが、ハーモニウムのために書かれた音楽の真価は これまで看過されてきたきらいがあり、今回初来日となるヨリス・フェルダン氏の名人芸によって 「初めて」 解き明かされることになることと信じます。 この歴史的瞬間を多くの音楽愛好家の皆様と共有できれば幸いです。
 
              2005年5月11日  日本リードオルガン協会
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