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  このページは 2004/01/01〜12/31 のトピックス過去ログです
    2005/01/01 以降のトピックスはこちら >>
 
トピックス20 (2004/12/31)  「サイト移転 275日目で 5,000 ヒットを達成!」
 
4,000 ヒットから53日、年内に達成できるかどうか微妙なところでしたが、なんとかお陰様で大晦日に節目となる 5,000 ヒットを記録することができました。 2005年も皆様の暖かいご声援を宜しくお願い致します。

 
トピックス19 (2004/11/08)  「サイト移転 226日目で 4,000 ヒットを達成!」
 
3,000 ヒットから59日、皆様の暖かいご支援のお陰で、新サイト移行後226日目に当たる 11/12(金) 早朝、4,000 ヒットを達成しました。 偶然にも、サイト管理者の私が 「キリ番」 を踏んでしまいました。 この 1,000 ヒットの間に、地震・台風・テロ・熊、と 考え得る限りの災難が日本列島を襲い、皆様の中にも被害を被られた方がいらっしゃるのではないかと案じます。 大切なオルガンにも大きな被害の無きよう祈ります。

 
トピックス18 (2004/10/10)  「日本リードオルガン協会 例会のご案内」
 
来る 10/25(月) 午後 1:30〜4:00、東京都新宿区信濃町の民音音楽博物館 (JR中央線各停信濃町駅北口より徒歩3分) で、当協会の例会を開催します。 参加者 (恐れ入りますが会員限定します) は、協会事務局長の鈴木さんに事前に (10/20 迄に) FAX でお知らせ下さい。 会費 (\300) は当日現地でお支払い下さい。

 
トピックス17 (2004/10/10) << 特別寄稿 >> 「ホールのリードオルガン (1)」
 
近江楽堂 (おうみ・がくどう) を訪れて,その音色をお聴きになった方が,既に (日本リードオルガン) 協会員の皆様には多くおられることでしょう。 ここでは,近江楽堂にリードオルガン [カナダ KARN 社製 1920年頃・総2列11個ストップ / 修復:和久井輝夫 会員] が置かれることになった経緯を辿りつつ,リードオルガンという楽器とそれを用いて行う演奏会について,現在音楽の仕事にささやかながら携わる者としての思いを巡らせてみたい。

西新宿の東京オペラシティに新国立劇場,隣接する高層ビル (オペラシティタワー) 3Fに大コンサートホール,B1には300席ほどのリサイタルホールと,いくつものコンサートホールが鳴り物入りでオープンしたのは 1997年のことだった。 同タワー内に100席ほどの音楽ホール 近江楽堂 が静かにオープンしたのも同じ頃だったが,その成り立ちも様子も他のそれとは異なっていた。 この小さなホールは,美術品愛好家としてまた蒐集品の多くがオペラシティ美術館に収められていることでも知られる T氏 個人所有のホールであり,内部はヨーロッパの教会,宮廷の小礼拝堂を思わせる静謐な空間,豊かすぎるほどの響きを持っていた。 その前年,個人事務所を発足しバロックを中心とした演奏会の企画・マネジメントが仕事となりつつあった私も大いに興味を抱き,期待してこの場所を訪れたものだった。

その後オルガニストの松原葉子さん (注:日本リードオルガン協会会員) との出会いがあり,リサイタルの計画が持ち上がった時,楽器はリードオルガン,会場を近江楽堂にすることに迷いはなかった。 当時はまだリードオルガンコンサートの殆どが,既によい楽器が置かれている場所 (教会や個人宅,歴史的な建物) で行われることが多かったと記憶しているが,私はどうしても一般の会場にリードオルガンを登場させてみたかった。 自分自身も家庭や教会でリードオルガンという楽器に親しんで来た,ややもすると懐古趣味に走りそうになるイメージを出来るだけ排除した上でしかも若い演奏家で,という思いが何時の頃からか芽生えていた。 無論それらの願いは,松原さんという希有な音楽家との出会いそのものに起因する面も多かったのだが。

計画は初めからいくつもの難題を抱えていた。 コンサートにふさわしく状態のよい楽器を借りることが出来るのか,運搬は,遠方に暮す演奏者の練習はどうするか,プログラムは,共演者は。 計画にあたり想定するポイントの一つに,何のためにまた誰に聴いてほしいのか,情報はどのような人たちに向かって発信されるのか,ということがある。

具体的な事柄は,多くの方々のご好意とご協力によって解決されていった。 チケットは完売となり,演奏会 (1998年 10/17 演奏:松原葉子 / 共演:池田聖智子) は好評の内に終了した。 その様子は当時本誌に記載されたのでここでは割愛する。 当日迄順調に進んだことで,前述のポイントについて焦点がぼやけてしまったかもしれない,という僅かな後悔が残った。

コンサートに来場していたホールオーナー T氏 の一声で近江楽堂のリードオルガン設置は決まった。 楽器選び,運営方法など行きがかり上私もその一端を担うことになった。 紆余曲折の後,伊藤信夫,伊藤園子両氏の元で第一段階の調整がされていた楽器を和久井氏が修復,99年6月には無事ホール設置の運びとなり,記念コンサートは翌年4月に行われた(2000年 4/25 演奏:武久源造 / 共演:ヴォーカルアンサンブル=ハルモニア・インベントゥール)。

一般音楽ホールに使用可能な常設楽器としてリードオルガンがある場所は,此処以外おそらくないだろう。 現在,回数として多くはないが,一般利用者によるコンサートで使用される他,定期的に行われるランチタイムコンサートでは歌や笛とのアンサンブル,ホールを礼拝堂にみたてて時折行われるキリスト教式結婚式で使用されるなど活躍の機会を得ている。

さて設置から間もない頃,私は近江楽堂の主催公演であるバロックシリーズの企画に参加することになった。 同時期記念コンサートをきっかけとしたリードオルガンシリーズの計画を起こし,継続したかたちで運営をしてみたいという気持ちはあったが,こちらの方は結局実現に至らなかった。 何故だったのだろう。 当時を振り返りつつ再考してみたい。 そうすることが私自身8年余り,リュートやヴァイオリンのソロから個楽器オーケストラまで様々なコンサートの現場に関わり続けた中で,多忙に紛れて沸々と言葉にならなかった思いを確認するよい機会となり,同時にリードオルガンとその音楽を愛して止まない方々の活動と展望にひとかけらでも参考になれば,とおこがましくも願うからである。 (つづく)

                                   兼岩 好江 (オフィスアルシェ)


 
■ トピックス16 (2004/9/14)  「サイト移転 167日目で 3,000 ヒットを達成!
 
2,000 ヒットから52日、皆様の暖かいご支援のお陰で、新サイト移行後167日目に当たる 9/14(火) 午後、3,000 ヒットを達成しました。 台風と共に夏の猛暑も去り、全国各地でオルガン関連のイベントもますます盛んになります。 今後もリードオルガンに関する楽しい話題を提供して参ります。 どう かご期待下さい。

 
 ■ トピックス15 (2004/7/26)  「Reed Organ Research No.4」 発行
 
日本リードオルガン協会の研究誌 「Reed Organ Research (ISSN 1346-2822)」 第4号を発行しました (発行日:2004/6/30)。 CD・書籍案内のページでも紹介しています (こちら) >>

 
■ トピックス14 (2004/7/24)  「サイト移転 115日目で 2,000 ヒットを達成!」
 
2004/4/01 に新サイトへ移行した日本リードオルガン協会 H.P. ですが、皆様のご贔屓に与り、お陰様で移行後115日目に当たる 7/24(土) の未明に 2,000 ヒットを達成しました。 今後もリードオルガンに関する楽しい話題を提供していく所存ですので、どうか変わらぬご支援を給わりますよう宜しくお願い致します。

 
■ トピックス13 (2004/7/21)  「小さなリードオルガン」
 
そのオルガンは,2000年の秋にわが家にやって来た。 ヤマハベビーオルガン39鍵,製造番号は305542。 生まれたのは第二次世界大戦直前の昭和15年だと聞く。 万一のことがあった場合 (仏教の通夜にあたる自宅での前夜式で弾くこと) を,自分が属している教会でふと考えて,小さなオルガンが欲しいと思い,長野県の和久井会員に無理をお願いして工房にあったものを直していただいたのだ。 やはり,足踏みのオルガンの音に慣れ親しんでいる身としては,最近出回っている電子キーボードから出る音には多少なりとも抵抗を感じるから,というのが大きな理由の一つだった。 しかし,幸いなことに 「万一の時」 は,オルガンがやって来てから4年たった現在も起こっていない。

さて,このオルガン,車に積んで運搬するのにちょうどよい。 が,讃美歌を弾くのにはぎりぎりの鍵盤数,そして世の中に出回っているリードオルガンの曲を弾くには,音符を読み替えたり,飛ばしたりと相当無理がある。 まして,大中寅二作曲のリードオルガン曲は,譜面の表記どおりには弾けない。 しかし,わたしは,このオルガンが大好きである。 音の立ち上がりもよく,讃美歌を4声で弾いても音の持ちがよい。 時々,(自宅から教会に持ってきて) 礼拝でも使わせていただいている。 天井が高く音響が良いことも手伝って,20人くらいの声なら十分に耐えられる。 修復される前のオルガンに出会っているため,ここまで直すのには,さぞかし大変だったのではと思う。

以前から,このオルガンを使って絵本の読み聞かせをやりたいと考えていたが,「考える」 だけでなかなか実行に移すことができなかった。 自分で弾きながら絵本を読むということができないし,なによりも 「地元でやること」 に抵抗があったからだ。 住んでいるのは小さな町,おまけに仕事柄地元の人には顔を知られてしまっている。 「町民全員が,近所のおじさん,おばさん」 状態の中,地元でオルガンを弾いたら何を言われるか,想像しただけで恐ろしい。 イコール 「やめておこう」,という式が,わたしの頭の中で成り立っていた。

しかし,この式をわたしは昨年 (2003年) 12月に壊してしまった。 『マッチ売りの少女』 の朗読と39鍵の演奏をやってしまったのだ。 それも,地元の図書館で。 図書館では,毎週土曜日の午後に 「おはなし会」 という催しをやっている。 今回は,12月ということで,「クリスマスのおはなし会」 と題して枠を設けていただいたのだ。 もちろん,わたしは絵本など 「読める」 はずはない。 知り合いの有線放送のアナウンサーの方にお願いして読んでいただいた。 お話の始まりの 「寒い大晦日の夕方」 の情景を思い浮かべることができるような曲,マッチを擦った時に少女の目の前に浮かび上がる暖かなストーブや七面鳥やクリスマスツリーをイメージできる曲は何か。 たくさん持っている (だけ) の楽譜を部屋一面に広げて,弾いてみては閉じて,という作業が何回も続いた。 そして,七面鳥が現れて歩き出す場面ではモーツァルトの 『魔笛』 でパパゲーノが最初に歌うアリアの一部分を,クリスマスツリーの場面では鷲見五郎の 『パストラーレ』 を,少女がおばあさんと一緒に天国へ帰っていく場面ではアルカデルトの 『アヴェ・マリア』 をと,それぞれの場面に合うであろう (と強引にこじつけた) 7曲を弾くことにした。 練習は,10月の中ごろから始めた。 なかなか都合がつかず,(アナウンサーの方と) 2人で練習できた時間は限られていたが,それでも7回21時間ほど練習ができた。

本番の日は,あっという間にやって来た。

「何人来るか分からない」 状態で,開場。 そして,不安と緊張の中おはなし会は始まり,あっという間に終わった。 ふだんは小さな子どもたちが多いと聞いていたが,この日は違った。 30人余りの入場者のうち,8割以上が大人だった。 帰り際,図書館の職員さんに,「小さなリードオルガンと朗読が合っていた」 「小さなオルガンが懐かしかった」 と感想を話して行かれた方をはじめ,来てくださった方たちには好評だったらしい。 アナウンサーの方の話し方が良かったのだと思う。

かつて,たくさん作られた小さなオルガンだが,今ではその姿を見ることは珍しい。 ストップの付いたオルガンを修理して弾こうという人は多くいても,おもちゃのような小さなオルガンは見向きもされないのかもしれない。 確かに,「弾ける曲は限られる」,「ペダルを踏むとダイレクトに音が出て (踏み方の強弱が音の強弱に過敏に反映され),曲想がつけにくい」 と,ベビーオルガンを弾くのはこの上なく難しい。 しかし,難しいからこそ自分がイメージできたように弾けたときに,楽しいと感じることができるのではないだろうか。

こんなことを書くと,読者の中には,わたしが 「さぞかし上手く弾ける」 ように思われる方があるかもしれない。 「とんでもない誤解」 だということを,強調して終わりたい。 (リードオルガン協会会報誌 "Reed Organ" No.16 より転載)

                                   高木 喜彦 (会員,滋賀県在住)


 
■ トピックス12 (2004/6/29)  「長野大会レポート完結」
 
長野大会レポートが遂に完結しました。 今回の追加は 「専門部会」 です。 こちらをご覧下さい (長野大会レポート完結編 >>)

 
■ トピックス11 (2004/6/27)  「長野大会レポート Part 2」
 
日本リードオルガン協会2004年長野大会のレポート Part 2 をお届けします。 今回追加されたのは 「リードオルガン見学ツアー」 です。 こちらをご覧下さい (長野大会レポートその2 >>)

 
■ トピックス10 (2004/6/13)  「長野大会レポート Part 1」
 
6/04(金)、05(土) の両日、長野県軽井沢町の南ヶ丘倶楽部で開催された日本リードオルガン協会2004年長野大会のレポート Part1 (記念講演、演奏会、総会、懇親会) をお届けします。 詳しくは、こちらをご覧下さい (長野大会レポートその1 >>)

 
■ トピックス9 (2004/6/06)  「東京人 (2004年7月号)」 宇都宮誠一元会長寄稿文
 
6月3日発売の月刊誌 「東京人 (2004年7月号・通巻第204号)」 に、当協会前会長の宇都宮誠一会員が 『駒込 - 少年時代の "わが古里"。』 というタイトルで一文を寄せておられます。 古き佳き東京の風景を頭によみがえらせる (お世辞抜きで) 好エッセイです。 ぜひご一読を!

 
■ トピックス8 (2004/6/06)  「長野大会速報」
 
素晴らしい天気に恵まれ、日本リードオルガン協会の2004年長野大会於軽井沢は大成功のうちに終了しました。 全国から集まった100名近くのオルガン愛好家の方々とオルガン談義に花が咲きました。 記念講演、演奏会、総会、懇親会 (以上第一日目)、専門部会、軽井沢オルガン・ツアー (以上第二日目) と、たいへん充実したプログラムの企画・実施にご尽力いただいた久世会員をはじめ地元長野の皆様に心から御礼申し上げます。 また遠路はるばるご参加いただいた会員の皆様、本当に有難うございました。

 
■ トピックス7 (2004/5/30)  「長野大会参加申込状況」
 
西日本は梅雨入りしました。 1週間後に迫った日本リードオルガン協会の長野大会 [6/04(金)〜6/05(土) 於長野県軽井沢町] の天気も気懸かりな今日この頃ですが、会員各位におかれては如何お過ごしでしょうか。 大会への参加申込状況について中間発表をさせていただきます。

これまでに 70名 の会員の方が参加の申込をして下さいました (5/28 現在)。 仕事抜きの愛好家団体行事、しかもウィークデイ開催にもかかわらず、時間と交通費をかけて全国各地から、かくも多くの皆様に参加を表明していただき、本当に有難うございます。 皆様に満足していただけるよう、大会実行委員会と協会執行部は全力で大会運営にあたりますので、どうかよろしくお願い致します。 また、お仕事との兼ね合い等で未だ参加を決めかねている会員の皆様、どうかご安心下さい。 当日、現地でお申し込みいただければ、即参加可能です [宿泊に関して 現時点では宿舎定員に若干の余裕がありますが、当日参加者数がそれを上回った場合、軽井沢町内の別の宿泊施設をご利用いただく場合があります]。


 
■ トピックス6 (2004/5/26)  「ネジの話」
 
日本ではオルガンの代名詞の様に言われてきたリードオルガンも,現在では国内で製造されておらず,とても貴重な品物になって参りました。

そこで古い足踏みオルガンを大切にしたいのですが,年数が経っていて修理を必要としている物が多いと思います。 修理するにはネジ止めになっているので,それを外さないと手当ができません。 ところが古い物ほど簡単にネジが取れなくて困ることがあります。 たった一本のネジが外れないために先に進めず,叩いたり,熱したり,注油したり,時間をかけ苦労の末,外れたときには 「やった」 と一人歓声をあげたくなります。 外れないネジを無理するとネジを折るか周囲の木を傷めるかします。 木ネジに関して記してみます。

ネジには木材接合用の木ネジ,金属接合用ボルト・ナット,薄い金属板接合用のタッピングネジ,プラス・マイナスの違いの他,頭の形状 (ナベ・サラ),太さ,長さ,材質 (鉄,真鍮,ステンレス),表面処理 (クロムメッキ,ニッケルメッキ,ブロンズ) など多くの違いがあります。 プラスネジは戦後出てきたものですが,自動機械によって生産するのに使い易いので,日本ではたちまちプラスネジに席捲され,今ではマイナスネジが手に入らなくなってしまいました。

先般,懇意な大工店にマイナスネジが残っていないか店主に聞いたら,大部分捨ててしまったとのこと。 でも残っているかも知れないとのお話で,今回伺ってみたところ,少し残っていたとのことで,頂いて参りました。

古いオルガンにはマイナスネジが使われていましたが,一本のネジが足りないためプラスネジを入れるのに抵抗があり,手元に同じ太さ長さのネジがない場合,プラスネジの十字の片側を鉄鋸で挽き,マイナスドライバーが使えるようにすることもあります。 もちろん古いネジは少々錆びていても大切に残しています。

同じネジで止めてあるはずのところに,いろいろ違う種類のネジで止めてあることがありますが,あまり感心しません。 マイナスネジからプラスネジに移行したころ,メーカーでもプラスネジとマイナスネジが混ざって使われていて,一々ドライバーを取り替えなければならず,イラつくことがあります。

ネジを外す道具のネジ回し (ドライバー) も,ネジに合わせて大中小揃えなければなりません。 戦前の物ですと,マイナスネジが JIS 規格になっていません。 ネジが大きい割に溝が狭いので,ドライバーも溝に合わせ砥石かグラインダーで薄く削ったものを用意することをお勧めします。 ネジの溝の深さも浅いものが多いので,締め付ける前に,ネジの頭の溝を鉄鋸で掘り下げねばなりません。 ネジの溝に合った厚みと幅のドライバーを使わないと,ドライバーを欠くかネジを潰すことになります。 ドライバーの先端は磨り減りますから,常に手入れしてぴったり合うようにしておきましょう。 プラスドライバーは下表のようにネジに合ったものを使いましょう。 プラスドライバーの磨り減ったものを手入れすることは困難です。 真っすぐ垂直に止めてあるネジにドライバーを立てて手を離してドライバーが倒れるようでしたら,そのドライバーは使わない方が良いでしょう。 買う時は高くても先端の材質の良い物にすると長持ちします。 ドライバーは誰でも使えるポピュラーな工具ですが,使う人の癖があり,使い慣れた物は使い手と一体となって折れたり欠いたり中々しないものですが,他人が使うと欠いたりすることが多いので,道具は自分のものを使うようにしましょう。

 使用するプラスドライバー #1 #2 #3
 ネジの太さ 2.1-2.7 3.1-4.5 5.1-
 ネジ頭径   ナベ (丸)
          サラ (平)
3.9-5.0 5.7-8.3 9.4-
4.2-5.4 6.2-9.0 10.2-

ドライバーにかける力は,緩めるときでも押さえつけるのに7〜8割,回すのに2〜3割の力の配分で回しましょう。 もちろんネジとドライバーは一直線で押さえます。 場所によって木材に対して斜めに入っているネジもありますが,あくまでネジに対して真直ぐです。

ネジを外す場合,逆時計方向に回す訳ですが,古いネジはまず時計方向に5分位 (10度〜15度) 締めて動く事を確認してから緩めるのがコツです。 古いネジは溝がホコリやサビで埋まっていることがあります。 溝の底が浅くなっている場合は,よく底をさらってからドライバーを入れましょう。 ドライバーは買いたてほど欠き易いです。 焼き入れのし過ぎたのがまだ馴染んでいないためです。 外れにくいネジは木の中で錆びています。 びくともしない場合,ネジの頭にドライバーを当てがい,ハンマーで叩くことがありますが,柄がプラスチックの場合,割れる恐れがあります。 できれば鉄芯が上まで通っているものか,ショックドライバーをお使い下さい。

外れないネジを熱膨張で外す場合,60ワット以上の半田ごてでネジの頭を熱しますが,時間がかかり,加熱で木部まで焦がさないよう,ご注意下さい。 潤滑剤 (呉工業鰍フ KURE CRC 5-56 など) を注すことがありますが,そのままでは浸透しにくく,ネジの脇に径 1〜2mm のドリルで穴を開けて注射器で注すこともあります。

不幸にもネジが折れた場合,残ったネジの先を取り除かねばなりませんが,ドリルで削り取るか,細い穴を開け 逆ネジを切ってある 外す工具 を使うか,ネジ穴をツボ錐でやや大きめに広げ,残ったネジの先端を除去してから埋め木をするかします。

表の板はできるだけ丁寧に傷を付けないようにしますが,埋め木は木目を揃えなければならず,塗装まで目立たなくしなければなりません。

止める下の木の穴が広がっていわゆる 「バカネジ」 になった場合,横向きの木の穴に縦向きの木の棒を突っ込むのは止めが甘くなるし,堅木では下穴を開けなければならず面倒です。 私は台所用品で植物繊維の食器洗いタワシが木と馴染み良いので使っています。 穴に瞬間接着剤を注ぎ,スポンジ状の繊維を少しずつ錐の先などで隙間無く詰め込みます。 その後にネジ止めすると,とてもしっかり止まります。 楽しみながらやってみて下さい。 (リードオルガン協会会報誌 "Reed Organ" No.16 より転載)

                                   向井 瑩治 (会員,埼玉県在住)

 

 
■ トピックス5 (2004/5/02)  「長野大会 オプショナル・ツアー」
 
6/05(土) 午前11時に大会が終了しますが、その後、希望者に以下二つのオプショナル・ツアーを準備しました :

A.観光ツアー
  南ヶ丘倶楽部 [集合]→白糸の滝→鬼押出周辺→軽井沢駅 [解散予定]
  大会参加費とは別に \2,000 (昼食代含まず) を当日現地でお支払い下さい

B.オルガン見学ツアー
  南ヶ丘倶楽部 [集合]→軽井沢南教会 [Yamaha 7 stops from 1948]→追分教会 [Yamaha 11
  stops & 5 stops from 1930s]→小諸教会 [Bell 9 stops]→軽井沢駅 [解散予定]  
  大会参加費とは別に \1,000 (昼食代含まず) を当日現地でお支払い下さい

お申し込みはいずれも協会事務局まで 郵便またはFaxで お願い致します :
  〒264-0017 千葉市若葉区賀曽利町 1822-15 鈴木様気付
          日本リードオルガン協会 事務局
   Fax : 043-231-0536

 

 
■ トピックス4 (2004/5/02)  「わがリードオルガン遍歴」
 
あれは小学一年に入学したばかりのある朝,歌の時間にいつも先生が弾いているオルガンが気になって,その日はいつもより早く学校に行って,誰もいないのをみはからってドキドキぢながらオルガンの蓋をあけると,鍵盤にふれるより先に鼻についたニス (でしょうか) の匂い・・・五十年過ぎた今でも鮮烈によみがえるリードオルガンとの初めての出会いです。

そして次は小学三年の6月の日曜日の朝,友達に誘われて初めて行った教会の日曜学校,そこで今まで見たこともなかった大きいオルガンと,そこから流れ出る今まで聴いたこともなかった美しい音楽。 同じオルガンでありながら学校の教室にあるものと姿も音も何と違うことか,音楽の教科書の歌とは全く違うあの美しい音楽は何なのだと,子供心にすっかり圧倒されてしまった。 これが二度目のオルガンとの出会いで,この出会いこそが私の音楽人生の原点となりました。 そのオルガンは,ヤマハ9個ストップの細く澄んだ美しい音のものでしたが,このストップというのも初めて見たもので,ストップごとに音色や音の高さが変わるというのが,子供心に何とも不思議で神秘的な感じがしました。 そして何よりそのオルガンを弾いていた先生が,今思うにとっても音楽的な方だったことです。 大中寅二氏のお弟子であり,長くこの教会のオルガニストだった熊井雪枝さん (ランバス女学院で学ばれた) で,奏楽曲はほとんどが大中氏の曲だったと思いますが,その演奏はデリケートな息づかいと細やかな起伏に満ちていて,リードオルガンの機能を最大限に生かした素晴らしい演奏でした。 その後中学三年から大学卒業後三,四年くらいまで私もこの教会のオルガニストを務めることになりますが,その卒業の頃,新しいオルガンが教会に来たために今までのその素敵な音のオルガンは何と私の所有になるのです。

さて話が前後しますが,私の小学生時代は昭和二十年代,まだ戦後の匂いを色濃く引きずっていた時代で,地方のサラリーマン家庭ではピアノを習うなど夢のまた夢,紙鍵盤や小さな木琴を相手に指を動かしていた私を見かねて,やっとの思いで親が買ってくれたのがヤマハの49鍵のベビーオルガン,小学六年の夏でした。 このオルガンが高校を卒業した春にピアノを買ってもらうまでの私の心の糧,音楽の基礎となりました (このオルガンは今も部屋の片隅に役目を終えてひっそりと佇んでいます)。 そういえば芸大に在学中の頃も,学内に半ば壊れた立派なリードオルガンやハルモニウム等がうち捨てられてあり気になっていましたが,あのオルガン達はその後どうなったのでしょうか・・・。

さて年月は経って次に手に入れたオルガンは,池袋のデパートで催された古オルガン市で見つけたベル社のオルガン,ストップは11個,どういう訳かカプラー以外は8フィートのみ,でもディアパーソンとメロディアの差もはっきりしていて,セレステもそれは美しい音でした (と過去形なのも実はその後,お茶の水の鶴岡楽器で見つけたどえらい?オルガンがどうしても欲しくなり,ベルオルガンを下取りしてもらい購入してしまったからです)。 このベルオルガンを手に入れたので,それまで使っていた例のヤマハオルガンはさすがにガタがきていたため,修理をして使っていただく条件で,大森幹子会員の姉君でいらっしゃる青柳與子さんにお譲りしました。 大森さんといえば,彼女の妹さんが私と芸大の同期生であったために以前より存じあげており,この日本リードオルガン協会が誕生した際にも,私が知らないうちにさっさと入会金を払ってくださり,いつの間にか会員にしてくださった恩人です。

さて鶴岡楽器で購入したどえらいオルガンですが,カナダはカーン社のもので,アップライトピアノほどの図体で,Cスケールの何と6オクターブ,ストップも23個! (多ければいいってものでもないのですが) 鶴岡さんも修理しきれず,またまた大森さんの御紹介でふたば楽器の加藤さんに一年以上もかかって修理していただき,その間,会員の和久井輝夫,山口典次両氏にも (編集部注:修理で) お世話になったようです。 その後,京都の洛陽教会での大森さんのコンサートや,昨年の阪神大会にもお目見えしたのち,ようやくわが家に帰って来ました。

どなたも仰るようにリードオルガンの魅力は歌の息づかいと同じ,風の息づかいのデリケートさにあります。 その息づかいを生かせる楽曲を弾いてこその魅力です。 これだけパイプオルガンが普及した現在,バッハ等をリードオルガンで弾く気になれない私ですので (いろいろとご意見もありましょうが),それにふさわしい楽曲を弾くのを楽しみながら,現在,主にピアノでの歌曲伴奏を業としている私としては,リードオルガンに歌曲の伴奏楽器としての可能性を試してみたい夢を持っております。 (リードオルガン協会会報誌 "Reed Organ" No.16 より転載)

                                   塚田 佳男 (会員,東京都在住)

 

 
■ トピックス3 (2004/4/11)  プレス情報 : 「ニューハウス 6月号」
 
建築雑誌 「ニューハウス」 の6月号で (4/21発売 \950)、埼玉県加須 (かぞ) 市の加須カトリッ
ク教会の西川オルガンが写真入りで紹介されます。  リードオルガンの持つ木の温もりと時代に
流されない息遣いは、なにも音楽ファンだけのものではありません。
 
雑誌発行元の ニューハウス出版社 へのリンクはこちら >>
 

 
■ トピックス2 (2004/4/01) 「2004年長野(軽井沢)大会 準備経過報告」
 
日本リードオルガン協会の 2004 年年次大会 (第9回大会)は、既にお知らせしているように、来る 6/04(金)6/05(土) の両日、長野県北佐久郡軽井沢町 (南ヶ丘倶楽部) で開催されます。

大会の概要は次の通りです (これを機に入会をお考えの方、一般の方にも公開する演奏会に行こうとお考えの方もどうか気軽にお問い合せ下さい)

2004/6/04(金)
13:00 受付・開会   (南ケ丘倶楽部 : 詳細は事務局だよりをご覧下さい)
13:30 記念講演   「伊沢修二と音楽教育」 /
               塩入隆さん (日本聖書神学校・松本大学講師)
16:00 演奏会     長野県在住会員による "木漏れ日" コンサート
               (全国唯一の県歌 「信濃の国」 の歌唱指導付き)
                ↑この演奏会は一般の方にも公開しています (\500)
17:00 総  会     2005年の協会設立十周年に向けた記念事業について
18:30 夕食懇親会  オルガン談義で大いに盛り上がりましょう
             (宿泊も南ヶ丘倶楽部)

2004/6/05(土)
08:00 朝  食
09:00 専門部会   修復部会・演奏部会 (任意参加)
11:00 閉  会
             (オプショナルツアー:このページ冒頭の トピックス5を参照のこと)

参加料金額については現在検討中です。 懇親会は別途お一人 \2,500 程度を申し受けます。 また南ヶ丘倶楽部の宿泊 (夕・朝食付) についてはお問い合わせ下さい (こちら)。


 
■ トピックス1 (2004/4/01) 「 サイトの移転とリニューアル」
 

2004年4月01日、日本リードオルガン協会のインターネット・ホームページが、ご覧のように移転・リニューアルされました。 新しい URL とメールアドレスは次の通りです。

   URL : http://www.reedorganclub.jp/
   email: info@reedorganclub.jp

これに伴い、旧アドレスは 6月30日を以て無効となります。 会員各位をはじめ当サイト閲覧の皆様におかれましては、ブックマークの変更を宜しくお願い致します。

1998年10月01日、協会設立から二年余を経たこの日、日本リードオルガン協会のホームページは運用を開始しました。 当時はまだブロードバンドはおろか、ワイヤレス接続など夢のまた夢というインターネット黎明期のこと。 インターネットの有用性が正しく理解されない状況下、私は半年近くの準備を経て、未来の大切な財産とする決意と自負を持って協会のホームページを立ち上げました。

あれから四十年! (おっと、綾小路きみまろ調になってしまいました、正しくは「六年」です)
入会の契機としてホームページによる協会の認知を挙げる人が (新入会員の) 半数以上を数える今日、私は遠くを見つめる目でこの六年間のインターネット事情の激変を振り返り、名状し難い感慨に浸っています。

役員改選の毎に連絡先が常に移転する可能性を持った私たちのような任意団体が、その存在を対外的にアピールし (人の目につく場所に看板を掲げ) 続けるには、インターネット (ホームページ) が極めて有効な手段となります。 現在わが国で (あるいは国際的にも)、リードオルガンに関する情報を得るのに最も簡単な方法は、「リードオルガン」 をキーワードにインターネットで検索をかけることです。

今日、こうして列挙される検索結果の中には、日本リードオルガン協会のホームページが必ず含まれています。 そこから情報を得、私たち協会に連絡を取ることが24時間、365日を通じて可能となっているのです。 この利便性は、一度その恩恵に与れば誰でもすぐ納得できるものと確信します (現在このページをご覧の皆さんはその利便性を実感していらっしゃることでしょう)。

しかし一方、協会内で会員相互の情報交換手段としてホームページがどれだけ機能しているかと問われると、残念ながら私も高い評価を与えることはできません (アクセスカウンターの鈍い伸びが物語っています)。 私たち協会の構成会員は年々高齢化が進み、インターネットと無縁の生活を送られる方が少なくないからです (決してこれを非難するものではありません、念のため)。

斯くも矛盾を抱えながらの今回のHP移転・リニューアル作業、以下に概要を記します。

 1.直感的に覚えられるアドレスに変更
 2.海外から要望の多い「英語版」の充実
 3.会員から要望の多い「リンク」の充実
 4.リードオルガン仮想博物館ページに着手
 5.更新作業の定期化(鶴田かず美 会員のご協力を得ました)

鶴田会員のご協力には心から感謝しています。 皆様の温かい励ましを宜しくお願いします。
また、他にもご協力をお申し出いただける方があれば随時受け付けておりますのでどうかよろしく (メールはこちら)。

                                   遠山 祥一郎 (会員,熊本県在住)

 

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